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山形県飯豊町手ノ子と小国町間瀬を結ぶ峠。
大里峠が開かれた後も、小松〜小国東部間のルートは数回変更され、諏訪峠〜手ノ子〜(宇津峠)〜間瀬のルートは江戸時代になってからようやく開かれた。このルートで宇津峠を越えるようになってからも、雪崩を避ける等のため何回かコースの変更や改修工事が行われた。十三峠の中でも特に険しい峠である。頂上近くには、そのことを物語る「道普請供養塔」があり、立派な「馬頭観世音」碑も残されている。
現在、峠の全長は4.7kmであるが十三峠の古道を通るのは、落合地蔵尊から約200mと大比戸から上の数百メートルであり、他は旧国道を通るコースである。
落合地蔵尊前から頂上までのルートは地元手ノ子地区協議会の手で毎年整備されているが、小国町側の林道は荒れており、通行には注意が必要。
平成15年に手ノ子地区協議会の中に「宇津峠部会」を設立し峠の整備を進めている。翌年に第1回「宇津峠歩こう会」が開催され、以降毎年開催されている。秋の紅葉と芋煮で、目とお腹を満足させてくれるこのイベントは大勢の参加者で毎年賑わっている。
■宇津峠歩こう会
山形県飯豊町落合側 |
山形県小国町間瀬側 |