峠のポイントガイド / 古絵図 / アクセスマップ
山形県小国町黒沢と種沢を結ぶ小さい峠。
元禄時代の絵図には貝淵峠は描かれておらず、黒沢から横川を渡り、松岡〜小国町へ通る道が描かれている。その後、川を渡る事を避けるルートとして貝淵峠が開削されたと考えられる。
以前、黒沢集落の小学生はこの峠を通り種沢分校に通学していたが、昭和42年の羽越水害の被害を受け、通れなくなっていた。水害後、峠の直ぐ下を通る道路ができたため、現在はこの峠を通る人はほとんどいなくなった。
平成21年に黒沢敷石道保存会で整備を行い、再び古道を通行できるようになった。
峠のポイントガイド
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古道の景観
非常に短い峠だが、古道の道形はしっかり残っている。古道と横川の間に道路ができたため、斜面が削られ道幅は狭い。
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峠頂上
頂上付近からは下に横川、その向こうには黒沢や松岡の集落を望むことができる。
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古絵図
正保絵図 【正保2(1645)年作成、市立米沢図書館所蔵】
享和絵図 【享和2-3(1802-3)年作成、米沢市上杉博物館所蔵】
絵図 【年代不明、高橋康氏所蔵】
アクセスマップ