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桜峠桜峠 (さくらとうげ)


峠のポイントガイド / 古絵図 / アクセスマップ


山形県小国町白子沢と市野々(現在の白い森おぐに湖)を結ぶ峠。
以前は白子沢と市野々の間に、沢中や桜という集落があったが、現在はその形跡だけが名残を残している。

所々に古道の道形は残るが、全て舗装路(県道15号線)の峠である。頂上は切り通しになっており、越えると市野々の「白い森おぐに湖」に出る。峠の全長は6.3kmと十三峠の中では、最も長い峠である。







峠のポイントガイド




地図上の数字をクリックすると場所の説明ページに飛びます。
 白子神社

白子神社縁起書によると、開創は養老元(717)年、石上に九頭の白龍出現し給う。龍は天に昇り、神霊を石に残してこの地に停る。故に是を鎮守として崇敬し奉るとあり、悪霊を祓うとして崇拝されている。
 湯殿山碑

近世中期以降になると、三山進行が広まった。「羽黒山年中行事」の1月に「8日朝、湯殿権現講執行に有之、錫杖、湯殿祝言、観音経、諸真言等総衆徒3人組合にて毎月勤之」とあって、2月から12月まで湯殿山講の名で行われたことが湯殿山塔婆によって知られる。
 桜峠頂上

桜峠(県道15号)の頂上は切通になっている。この付近から桜の集落へと下る古道が伸びており、残雪の時期は道形も確認できるが、未整備の為、古道を通行することはできない。
 金剛山碑

金剛山は、当国三十三所霊所の十番で、長井宮村、真言宗遍照寺の山号である。「金剛山」に対する信仰が小国の地まで波及したものと思われる。
この周辺には馬頭観音や草木塔などの石碑も並ぶ。

古絵図


正保絵図 【正保2(1645)年作成、市立米沢図書館所蔵】


享和絵図 【享和2-3(1802-3)年作成、米沢市上杉博物館所蔵】


絵図 【年代不明、高橋康氏所蔵】

アクセスマップ


山形県小国町白子沢側

山形県小国町市野々側
(白い森おぐに湖)


  • 各峠の紹介


越後米沢街道・十三峠交流会 事務局
(NPO法人ここ掘れ和ん話ん探検隊)越後米沢街道・十三峠

〒999-1337
山形県西置賜郡小国町大字新原124
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(平日9:00〜17:00)
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