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高鼻峠高鼻峠 (たかばなとうげ)


峠のポイントガイド / 古絵図 / アクセスマップ


山形県小国町杉沢と小国小坂町を結ぶ峠。

元禄時代の絵図には高鼻峠は描かれておらず、十三峠の中では遅くに整備されたと思われる。貝淵峠〜種沢〜芹出のルートは横川を渡らなければならないため、降雨増水の時「川止め」されることがあった。後に種沢から杉沢そして高鼻峠を越え小国に至る道が改修されたことで、晴雨にかかわらず通行できるようになったため、公的な輸送ルートとして使われることになった。

現在は全面舗装道路となっており、本来の古道を歩くことはできない。




峠のポイントガイド




地図上の数字をクリックすると場所の説明ページに飛びます。
 道祖神

この道祖神は、もとは杉沢と新原の境にあった。村端れに道祖神(境ノ神、さえのかみ)を祀り、村内 に悪霊や疾病の侵入を防ぐ神とされていたと思われる。今は「耳の神」として尊信され、祠堂(しじどう)には「孔明き石」などが供えられている。
 庚申塔

庚申信仰は十干十二支(干支)の庚申(かのえさる)に当たる日に行われる信仰行事である。庚申の日の夜、寝ている間に、人間の体内にいる三尸虫が、天帝にその人間の罪を告げるとされていることから、それを避けるために夜通し眠らずに過ごす風習があった。この庚申講(待)はかつて盛んに行なわれていたが、物資不足の戦争中に廃した所が多い。庚申は男だけの祭りで、女人の参加は禁じられていた。庚申塔は大小種々の形があり、多くは文字塔で「庚申」または「青面金剛」と彫られている。
 神明山公園

小国小坂町から高鼻峠を登ると右手に神明山公園がある。ここは小高い丘になっており、写真のように小国の町並みを一望することができる。また、上杉謙信公・鷹山公を祀った米沢の上杉神社の分社があるため、県社山とも呼ばれる。

古絵図


享和絵図 【享和2-3(1802-3)年作成、米沢市上杉博物館所蔵】


絵図 【年代不明、高橋康氏所蔵】

アクセスマップ


小国町杉沢側

小国町小国小坂町側



  • 各峠の紹介


越後米沢街道・十三峠交流会 事務局
(NPO法人ここ掘れ和ん話ん探検隊)越後米沢街道・十三峠

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山形県西置賜郡小国町大字新原124
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