本文へスキップ

鷹巣峠鷹巣峠 (たかのすとうげ)


峠のポイントガイド / アクセスマップ


新潟県関川村大内淵と下川口を結ぶ峠。

越後側では、鷹巣・榎・大里の三峠を経て出羽内陸に入る道を「米沢街道」と呼んでいた。これらの峠一帯は難所とされ、嘉永4(1851)年より普請が開始されたが、これは5000人の人足を使った大工事であったという。

標高は低いがピークの2つある峠で、それらのピークに至るまでの2つの坂を二重坂と呼んでいる。
林道が古道と同じ方向に切られており、林道と古道を交互に通る峠で、緩やかな傾斜で歩き易い。 大内淵側は米坂線の開通によって古道が分断され、迂回するルートとなっているが、熊坂頂上付近では当時の道形が状態良く残っており、街道の面影をよく伝えている。



峠のポイントガイド




地図上の数字をクリックすると場所の説明ページに飛びます。
 石造物群

下川口から峠に入り、数十メートルほど進んだ道脇にある7基の石造物。内訳は、元治2(1864)年と年代不明の庚申塔、文政12(1829)年と慶応3(1868)年の馬頭観音塔、弘化5(1848)年の湯殿山塔、年代不明の青面金剛塔、不明石造物である。
また、地元の研究者の一部はここに一里塚があったと推測している。
 二重坂入口

下川口側から登り舗装林道を少し進むと、右側に「米沢街道 二重坂入口」と書かれている標識がある。ここから熊坂と呼ばれる山腹の道を登ると一つ目のピークに達する。そこを下ると中ノ沢越場と呼ばれる休耕田跡があり、そこからの坂を登ると鷹巣峠の頂上に達する。この二つの坂を合わせて「二重坂」と呼び、その坂の急峻さから当時の旅人は大変難儀したと伝えられている。
 熊坂頂上

鷹巣峠の二つあるピークのうちの一つ。ここは大きく山を削って造られた幅3mほどの切り通しになっており、良好な道形が残存している
 休耕田跡

熊坂頂上と鷹巣峠頂上の間にある休耕田跡。中ノ沢越場とも呼ばれる。
 鷹巣峠頂上

峠頂上は切り通しになっている。現在は舗装林道となっているが、林道に平行して古道の道形が残っている。

アクセスマップ


関川村大内淵側

関川村下川口側



  • 各峠の紹介


越後米沢街道・十三峠交流会 事務局
(NPO法人ここ掘れ和ん話ん探検隊)越後米沢街道・十三峠

〒999-1337
山形県西置賜郡小国町大字新原124
TEL/FAx 0238-62-5955
(平日9:00~17:00)
E-mail
Homepage

無名戦士の墓 如意輪観音像 大内淵側古道 道祖神 庚申塔 神明山公園 窪地 落葉松並木 諏訪峠古道~展望台 若松観音 諏訪神社 石塔群 諏訪峠古道~展望台 若松観音 諏訪神社 石塔群 inserted by FC2 system