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朴ノ木峠朴ノ木峠 (ほおのきとうげ)


峠のポイントガイド / 古絵図 / アクセスマップ


山形県小国町小国小坂町と足野水を結ぶ峠。

小国小坂町からの入口は高鼻峠入口とすぐ近い所にある。そこからの登りはじめは古道を歩くことになるが、夏場は藪になっている可能性があるので注意が必要。途中から健康の森横根につながる舗装道路と合流する。峠道は途中「健康の森横根」内の遊歩道を通るが、ここには古くからの敷石道が残されている。

頂上からは南に飯豊連峰、北には朝日連峰が見渡せる。頂上から足野水側に下るはブナ林と古道がうまく調和した景色となり、さらに先は送電線に沿ったルートとなり足野水集落に出る。

足野水側の入口と頂上付近、共に200m位は古道が分かりにくく、こちらも夏場は藪になっている可能性があるので注意が必要である。

峠のポイントガイド




地図上の数字をクリックすると場所の説明ページに飛びます。
 赤坂の地蔵様

高鼻峠を降りて左に曲がれば朴ノ木峠へ 至る分岐点である。この分岐点の高手に地蔵堂がある。これは「分かれ地蔵」であり、通行の 安全を願って祀られた。
 追分石

「右やまみち」「左ゑちごみち」と深堀の文字が目をひく。側面に寛政9(1797)年 とあるが、建立者などについては不詳である。
「ゑちごみち」は越後街道、「やまみち」は本町集落の共有林への道のことで、「道しるべ」としての役割を持っていた。
 健康の森横根

約180haの森林の中に総延長8,6qの遊歩道が整備されており、峠道の一部はここの遊歩道と重なる。バンガローとキャンプ場が整備されており、宿泊も可能。学習研修および自然浴・森林浴の場として利用されている。
 化物杉

峠道のすぐ脇にそびえる古木の杉。樹齢は不明であるが、昔から集落(本町)の人達に「ばけもの杉」と言われてきた。
 朴ノ木峠敷石道

天保年間に始まった道普請の遺跡である敷石道。健康の森横根遊歩道内の一部にのみ石畳が残っている。
 聖観音

聖観音菩薩は諸菩薩中最も衆人に親しまれた「救世護身の菩薩」である。その昔峠道の通行安全を願って祭られたものであろう。昭和53年道路改修の際、かたわらの大木の洞穴の中からでてきた。
 峠頂上

峠の頂上から南に飯豊連峰、北に朝日連峰が眺望できる。
左の写真は朝日連峰。
下の写真は飯豊連峰。

 足野水側古道

足野水側の古道は美しいブナ林の中を通り、下方には朴ノ木沢が流れる。

古絵図


正保絵図 【正保2(1645)年作成、市立米沢図書館所蔵】


享和絵図 【享和2-3(1802-3)年作成、米沢市上杉博物館所蔵】


絵図 【年代不明、高橋康氏所蔵】

アクセスマップ


山形県小国町小国小坂町側

山形県小国町足野水側


  • 各峠の紹介


越後米沢街道・十三峠交流会 事務局
(NPO法人ここ掘れ和ん話ん探検隊)越後米沢街道・十三峠

〒999-1337
山形県西置賜郡小国町大字新原124
TEL/FAx 0238-62-5955
(平日9:00〜17:00)
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