峠のポイントガイド / 古絵図 / アクセスマップ
山形県小国町間瀬と沼沢を結ぶ峠。
間瀬からは米坂線と国道113号線が古道を分断しており通ることはできない。遅越トンネルの手前から右の杉林に入ると古道の道形が現れる。峠全体にほぼ道形は確認できるが、長年手入れがされず道に生えている木は大きく、崩れている箇所もあるため通行不可能となっている。
峠中間部は台地になっており傾斜は緩やかで、左下側は大きな窪みとなっており、「大久保」の名前は「大窪」に由来するものといわれている。
昔は峠の中ほどに、綱川〜屋敷への道があり、更に一つは高畑〜新沼〜萩生方面、一つは屋敷〜小白川へ通じた。
峠のポイントガイド
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窪地
峠の頂上付近は広い台地上の地形で中央は大きなくぼみになって、昔はこの窪地に水を湛えたと思われる。今も水を排水する沢がある。大久保の地名はこの大窪に由来するものであろう。
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落葉松並木
峠道の沼沢側にさしかかると、道型と落葉松の並木が調和し古道感が味わえる唯一の場所である。
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古絵図
正保絵図 【正保2(1645)年作成、市立米沢図書館所蔵】
享和絵図 【享和2-3(1802-3)年作成、米沢市上杉博物館所蔵】
絵図 【年代不明、高橋康氏所蔵】
アクセスマップ
小国町間瀬側 |
小国町沼沢側 |