↑宇津峠部会で整備した「イザベラの道」。
↑宇津峠部会が整備した「バード遠望地」からの眺望、バードも眺めたのか。 |
『宇津の高い峠はいくつもの石段を上り下りしますが、これがぎっしり連なる尾根の最後の峠です。わたしは歓迎してくれるような陽光を浴びたその頂上から雄大な米沢の平野をいそいそと眺めました。この平野は長さが約30マイル(約48q)、幅が10から18マイル(約16〜29q)あり、日本の庭園のひとつです。』
今は、木々を伐採し中腹から一部平地を見ることができるようになっているが、頂上近辺から見えるのは山並みのである。ましてバードが通った7月は木の葉が混み合い平野を眺めることは難しい。
バードは「アジア協会紀要」や、その中のダラスの「置賜県収録」を旅中持参し、時折り目を通しながら旅をしているため、平野の大きさや日本庭園のひとつなどの記述はダラスが書いた文章の引用である可能性がある。
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