豪雨の中、難儀し越えた十三峠、濡れた着物を着て旅を続ける状況から一転し、峠の無い平地を馬の背に揺られながら進めば、これを超える旅の楽しさは先ずは無い。
『舟で川を一本渡ったあと津久茂に入ると(中略)道路に沿って電信柱も立っています。突然新しい世界に出てしまったのでした。(中略)この道は何マイルにもわたって身なりのいい徒歩の通行人、人力車、荷馬、荷馬車で込んでいました。』と十三峠とは別世界となる。
人力車が小国に姿を現したのは、明治17年10月に行われた「小国新道落成開道式」に、高官が二人引きに乗って来たのが最初といわれている。(小国町史) |
↑洲島の板碑。舟をロープでつなぐ石として使われた。
バードもこの板碑を見て津久茂に渡ったのか
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